2021年09月06日

LOVE♡ハッスルトラッド501【その3】

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ハッスルトラッド501モデルを使っていて、使いやすいなぁと感じるシチュエーションはいくつもあります。
パッと思いつくものを10点ほど挙げると…

1 水面に葉っぱが浮いて流れていても葉っぱを引っ掛けにくい
2 浅瀬を狙うときに根掛かりしにくい
3 落ち込みでルアーがキリモミ状態になってもフックがラインを拾いにくい。引っ掛かってもトゥイッチすると元通りになる
4 オーバーハングを狙ったときに、オーバーハングしている草木に引っ掛かりにくい
5 トリプルフックよりも空気抵抗が少ないのでロングキャストが可能
6 不規則で自発的な動きが出やすい。この動きがバイトトリガーになる
7 ボウ&アローキャストがしやすい
8 フックがネットに引っ掛からないので、リリースがしやすい
9 フックポイントをチェックするのが1本なので、フックの交換時期がわかりやすい
10 バイト時のダメージが少ないので、スレていないフィールドではセカンドバイトの可能性がある

ただ、シングルフックはトリプルフックに比べるとオートマチックなフッキングが少ないので、超ショートバイトが多いシビアな状況ではバイトがあっても乗らないことがあります。フックポイントが1箇所しかないので、トリプルフックよりも掛かる確率が低くなるのは当然ですが、この点にストレスを感じるときは、トリプルフックを使ったほうがいいでしょう。
posted by 伊勢原釣具(または大磯釣具) at 16:58| Comment(0) | まあまあ日刊イセツリ通信

2021年09月05日

LOVE♡ハッスルトラッド501 【その2】

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シャーマンフックについて 【その1】

ハッスルトラッド501モデルに装着するシングルフックは、フィッシングスタイルによって好みが変わってくると思います。

伊勢原釣具では2タイプのシングルフックを作っています。今回のオリジナルカラーには「シャーマンフック」というシングルフックを装着して販売しています。

このフックの特徴は、掛かりがいいことです。掛かりがいい理由は、フックポイントが鋭く、フックの線径が細いので、貫通性能が高いからです。

掛かりのよさだけのことをいえば、鮎掛け針を使ったアングラーならわかると思いますが、この針以上のものはないでしょう。しかし、これをミノーに装着すると、掛かってもすぐに外れてしまう(鮎針の形状によっては、外れることよりも針が折れる、伸びるほうが気になる)。

シングルフックが折れる、伸びる理由のほとんどは、タックルバランスが悪い、タックルに見合ったファイトではなく強引に寄せている、フックポイントがしっかり刺さっていない、使っているフックのポテンシャルで想定以上の大物が掛かったときなどです。単純にネイティブレインボーを強い流れの中で釣るのに、尺ヤマメをターゲットに絞ったフックを装着した場合にはキャッチ率が落ちます。

「シャーマンフック」は3~5lb.のナイロンラインを使ったスピニングタックルに合わせたモデルです。ターゲットは25~30cm前後のヤマメやイワナ、ニジマスなどで、特に大型を意識したモデルではありません。比較的ミノーで釣りやすいサイズのトラウトとの出会いを増やすためのシングルフックと思ってください。
posted by 伊勢原釣具(または大磯釣具) at 06:14| Comment(0) | まあまあ日刊イセツリ通信

2021年09月04日

ハッスルトラッド501

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カスケット/ハッストラッドの発売は今から約6年前の春のことでした。

このミノーには2タイプがあり、二箇所にフックアイが付いている502モデルとテールに一箇所のみの501です。いずれもカスケットのオーナーである手島氏によるデザインですが、特に私が強く惹かれたのが501モデルでした。

それまでエリア用のミノーではテールフック1本というモデルはありましたが、本格的な渓流で使えるミノーはなかったと思います。エリア用のミノーは、エリア=止水で使うものであり、ほとんどのモデルは流水での使用は、ウエイト調整をかなりしないと難しいものでした。

501モデルの特徴は、アップストリームの釣りで、ほとんどノントラブルで使えるということです。

ダウンストリームの釣りでは、キャストしたラインのスラックコントロールがしやすいのでミノーの向きの調整が容易です。しかし、アップストリームの場合はラインを細くする、EXハイギアのリール、ロッドを長くするなどしても、ミノーの向きをコントロールするのは難しいです。
もちろん、アップストリームでもヒラキのように水流が整っている場所だけを狙う場合はその限りではありません。ですが、低い段差が連続してある落ち込みなどを狙いたいときには、ミノーの姿勢が不安定になるときがあります。このとき二箇所にトリプルフックがあると、ラインと絡むトラブルが起こりやすくなります。それがほとんどないのがワンフックの501モデルです。

フッキング率では、トリプルフックを二箇所に装着した502モデル。トラブルレス性能では圧倒的に501優位というのが、ふたつのモデルを使ってきた私の感想です。
首都圏のスレスレのフィールドではショートバイトが多く、それを克服するために502モデルを使うこともありますが、他のアングラーが狙いにくいところにミノーを通して狙いときには501モデルをチョイスします。
トラウトの数が多くアタックが多いとこでは、リリースがしやすい501モデルを使う機会が増えます。
posted by 伊勢原釣具(または大磯釣具) at 07:11| Comment(0) | まあまあ日刊イセツリ通信